埼玉県立さきたま史跡の博物館(埼玉県行田市)県立公共施設

埼玉県立さきたま史跡の博物館(埼玉県行田市)県立公共施設

県名発祥の地、行田市埼玉(さきたま)に国指定史跡「埼玉(さきたま)古墳群」があります。ここは、延喜式内社前玉(えんぎしきないしゃさきたま)神社のほか、天正18年の忍城(おしじょう)水攻めの遺構である石田堤(いしだつつみ)、忍藩主松平家の菩提寺の天祥寺(てんしょうじ)などがあり、豊かな史跡に恵まれています。

埼玉県では、この古墳群を中心に、広い区域を確保し、その環境を整備して古墳群のよりよい保存と一層の活用を図るため「さきたま風土記の丘」を建設しました。その建設の一環として「さきたま資料館」を昭和44年に設置しました。

平成18年4月、県立博物館施設の再編整備計画に基づき、史跡に関する資料及びその他の考古資料の収集、保管及び調査研究を行うとともに、その活用を図ることにより、教育、学術及び文化の発展に寄与するため、新たに「さきたま史跡の博物館」として再出発しました。

埼玉県立さきたま史跡の博物館

埼玉県立さきたま史跡の博物館(埼玉県行田市)県立公共施設

県立史跡の博物館は、国指定史跡「埼玉古墳群」及び菅谷館跡の保存と整備・活用を図ることにより、県民に快適な歴史空間を提供します。

また、埼玉の考古資料の収集保管・調査研究・展示公開・普及啓発等を行い、県民の多様な学習意欲に応え、心豊かな県民意識の醸成と新たな文化の創造に寄与する博物館です。

【さきたま史跡の博物館】
さきたま史跡の博物館は、史跡『埼玉古墳群』及び国宝『武蔵埼玉稲荷山古墳出土品』をはじめとする貴重な文化財を将来にわたって確実に保存、管理し、その活用を図ります。また、埼玉の歴史を彩る数々の史跡や遺跡、また関係する資料の収集・保管・調査研究を進めることを基本的使命とします。
1 埼玉古墳群の調査を進め、史跡整備を継続、推進するとともに、稲荷山古墳から出土した「金錯銘鉄剣」をはじめとする出土品を、安全に公開していきます。
2 9基の古墳を中心とした約26.5万㎡を超える古墳公園を、来園者の方々が安心して利用していただけるよう維持・管理し、いにしえのロマンを感じてもらえる快適な史跡空間として提供していきます。
3 埼玉古墳群をはじめとする県内の史跡や遺跡、考古資料に関する総合的な博物館として、関係資料の収集、保管、調査、研究を進め、各市町村等と連携しながらその成果を企画展や講演会等で公開します。
4 埼玉古墳群や館有資料などを、生涯学習や学校教育において広く活用する事業を積極的に展開します。
5 史跡の博物館として、県内の史跡や遺跡の調査・保存・活用について、市町村等が実施する事業を支援します。